6時11分の「白鳥」に乗るために5時半に起床。すぐにテレビをつけた。天気は曇りだ。しかし盛岡は積雪があったそうだ。ひょっとしてと窓を開けると雪はなく一安心。しかしさすがに寒かった。大阪行き「白鳥」はほとんど空席で出発。
30分後の弘前で数人乗り込んだ。峠を越え、秋田県に入った。青森県ともお別れである。大館では10人の列。五能線の分岐駅の東能代までくると、50%の乗車率を超えた。そして、1つ目の節目の駅、秋田に着くとほとんどが下車した。そして空席ばかりになった。
秋田を出ると、日本海が広がる。さすがに、北海道の海とは違って、波が高く感じる。陸地ばかりになると羽後本荘、そして、仁賀保、象潟と停車するが、まとまった乗車は見られなかった。そして、2つ目の節目の駅、酒田でも全く客は増えず、このままの状態でいくのかと思った。鶴岡辺りで乗りこんでくるのかと思えば、そうでもなかった。
鶴岡を出ると、また日本海に出る。あつみ温泉も寂しい駅だった。温泉街が駅から離れているようだ。上り線は、下り線と違い笹川流れもトンネルの中が多い為、不便であった。府屋から新潟県に入った。車内の会話を観察すると、すでに東北弁が消えていた。
3つ目の節目の駅、村上に着いた。やはり村上は自由席の乗車口はすごい列だ。一気に乗客が増えた。ほぼ満席になってしまった。しかし、40分後の「白鳥」の中盤の駅、新潟駅で一気に降りた。
ここで、向きが変わる。そのため、前の座席を転換し、ワンボックス状態にした。新潟からは、新幹線の影響からか、乗りこんでくる客は少なかった。ここで、5分以上も停車する為に、駅弁を購入した。新潟〜長岡間は空席が多かった。新幹線乗換駅の長岡からまた乗り込んできた。自由席もほぼ埋まってしまった。長岡経由もまだ人気が残っているのであろう。普通なら「はくたか」経由の方が北陸へは早いのに…。
柏崎を過ぎると、海が見えてきた。今回は、海側に席を取ったので大正解であった。そう、方向転換のときに、ついでに席も移動をしたのであった。JRの境界駅の直江津でまとまった降車があった。信越線へ乗りかえるのが多いのであろう。
今回は、少し遠回りをして、富山まで行き、高山本線経由を選んだ。ここからJR西日本の区間である。直江津から糸魚川区間は、トンネルの駅の筒石が有名であるが、あっという間に通過してしまった。この筒石トンネルで上りの白鳥を目撃した。旅の初日が思い浮かぶ…糸魚川を過ぎると、だんだんと海が見えなくなってきた。富山県に入ると、田園風景が広がってきた。富山に到着した。「白鳥」を待っている乗客がたくさんいた。
1時間、ボーっと過ごして、高山線のホームへ向かう。「ひだ」は3両編成。自由席は1両しかなかったが、乗り込む乗客は鈍かった。やはり、対北陸本線では勝敗は目に見えているのか?やはり高山線の「ひだ」も自由席は空いていたので、最後までワンボックス状態ができた。そして、定刻通り名古屋に着いた。
今回の旅をして、やはり「スーパー北斗」は期待通りの快適だ。281系と283系が乗れたことは幸せだ。今度はグリーン車に乗りたい。サービスがわからないが九州と同じでメニューがあった。九州よりは少ないがいつか制覇したいものだ。